大日本インキ化学・総合研究所
(海老原建築設計事務所時代担当)
<作業環境の追求、研究員の孤高と相互交流、
自然環境からのリフレッシュ>
研究所2棟、工場5棟、図書棟、事務棟、食堂棟、社員クラブ等の複合建築群。緑の環境に恵まれた敷地を生かすため、各棟を渡り廊下でつなぎ、動線上そこからの眺めが気分転換の役目を果たす。また企業イメージを視覚化するものとして「シンプル」「シャープ」「清潔」=「3S」を設定し、そのテーマに沿ってデザインを展開した。 |
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白い外壁タイルは「清潔」のシンボル。また大池を挟む隣地の美術館のデザインモチーフが「重なる二つの円」であるのに対し、この研究所は3S「三角」をモチーフにしている。 |
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研究棟南面には研究員のデスクワークゾーンがあるので採光をコントロールするルーバーが取付けられ、その上には火災時の排煙窓と研究機器用の新鮮空気取入スリットを設けた。 |
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実験棟外壁には屋根高さまでの排気ダクトが取付けられる排気口と窓上庇を兼ねた実験機器用鮮空気取入スリットを設けた。 |