<心象的コレクション>

私が大切にしている宝物
いっぱい在り過ぎて困ったナ・・・お暇なら・・・









「野生と知性」の両者を感じるもの

−野卑でもなく一方観念的(過知性)でもなく、両者のバランスを感じるもの−

レクター博士(アンソニー・ホプキンス主演)。映画「羊たちの沈黙」「ハンニバル」「レッド・ドラゴン」に登場する彼は「残虐な野生」と「最高峰の知性・超能力」を合わせ持った凄いオジさんでした。

薬師寺東塔、法隆寺金堂、東大寺二月堂、弥勒菩薩などの深い造形性も、現代にはない凄さがあります。時代背景の違いでしょうね。
(左:恩師海老原氏と二月堂の前で共感している。右:秋篠寺の伎芸天)
中南米高地民族系の音楽(コンドルは飛んで行く、花の祭り)(フォルク・クルローネなど)には日本とは違う「乾燥した野生の空気」を感じとても快適で大好きです。(楽器ケーナの響きは除湿機か)


地中海沿岸系の民族音楽(ギリシャ・ポルトガルのファドなど)にも魂が揺さぶられます。(サントリニ島)


円空の素早く彫り抜く小仏像達は民衆への愛のシンボルです。(荒子観音)


ブールデルの彫刻(ヘラクレス像など)に見る野生。見ている方が武者震い。自分の野生がムクムクと目覚めてきます。(アルベアル将軍)
ヘミングウェイの小説。「老人と海」「誰が為に鐘は鳴る」「フランシス・マコーマーの短い幸福な生涯」など、彼の野生に身を置く生き方は「開高健」にも通じる素敵な中年だと感じ、あこがれます。

東南アジアの調度品には何か懐かしさがあります。気候風土的に日本の伝統文化との共通点(やさしい野生)を感じるからでしょうね。